グループを構成する複数の関連会社を設定することにより、1つのシステムを複数の会社で同時に使用することができます。この場合、受注・発注などの通常業務を会社単位で行えるうえ、売上・仕入・在庫の数字を自社分のみは勿論、登録されている別会社、グループ全社の数字を管理できます。グループ全体の数字を出力した際にグループ内の会社間で取引があった場合、その分を取り除くことができるのでグループ全体での純粋な数字が把握できます。またグループ内の取引分のみを出力することが可能なため、グループ内の会社間でのバランスを見たり、伝票漏れのチェック時に役立ちます。
在庫管理する対象が自社内で直接管理できる倉庫なら管理は容易ですが、委託先となるとそうはいきません。パソコンが置けなかったり、置けても入力は依頼できなかったり。だからと言ってその都度自社で入力するのも現実的ではありません。そんな時にMIEUX'S(ミューズ)なら委託先の在庫も自動で管理できます。それも入力ができる委託先とできない委託先など状況に応じて対応が可能なので、いつでも委託先の在庫状況を確認できます。
伝票入力はセット商品のままで行いながらも在庫は単品(SKU)で管理できます。例えば納品書、請求書、売上伝票などはセット商品のままで出力を行いますが、出荷指図書、ピッキングリストなどは単品(SKU)で出力できます。また売上数量などはセット商品の数量は勿論、単品換算としての単品(SKU)数量での出力も可能です。
商品ごとの単価設定のほかに、顧客別の商品単価を設定することができます。また設定は商品ごとの単価設定のほかに、上代に対する掛け率を指定することもできます。設定の数は単価、掛け率ともに4種類設定することができ、顧客ごとにスケールメリットを持たせることができます。期間単価の設定が可能なので卸売業においては顧客で行うキャンペーンなどにも対応が可能です。
顧客、請求先、納品先の個別管理が可能なので、複数の顧客の請求先を一つにまとめることも、また異なる相手を請求先とすることもできます。さらに顧客とは異なる納品先を指定できます。
入力した発注伝票の画面から一括してのFAX送信が可能です。画面から一括してできるので、面倒なダイヤル操作も、紙詰まりの心配もありません。送信履歴を画面で確認できるので非常に便利です。
受注時に在庫不足などの原因から仕入先に発注を要する場合、受注登録で発注書の自動生成を行います。この発注書の自動生成は指定倉庫への納入指定と納品先への直送指定を選択できます。同時発注指定は一伝票内の明細単位での指定が可能のため、通常の受注と同時発注、さらに直送指定を別々の伝票に分ける必要がなく、顧客の注文通りに入力することができます。
MIEUX'Sでは返品を単に赤伝票と片付けずに、受注の返品は「入庫」、発注の返品は「出庫」として処理できます。そのため発注の返品では「出荷指図書」や「ピッキングリスト」を出力することも可能です。その際には返品用の納品書を出力することもできるようになっています。
「受注伝票」は出荷指図状況、在庫状況、請求書発行状況が確認できます。「発注伝票」は入荷状況、納品書記載内容、支払書確定状況が確認できます。「倉庫間移動伝票」では送り出し側倉庫での商品の出荷指図状況、出庫状況、受け入れ側倉庫での入荷状況が確認できるようになっています。
受注した商品の中には暫く先の納期を指定されることが稀にありますが、受注の状態のままにしておくと長期間在庫を引き当てた状態となり誤って出荷指図書を出力してしまったり、うっかり修正してしまったりということが心配されます。しかしMIEUX'Sでは受注伝票を出荷保留することができます。出荷保留のかかった受注伝票は参照はできますが修正はできません。また出荷指図書を出すことができないので出荷もできません。受注時に引き当てられた在庫は解除され、出荷保留の解除を行った時に改めて在庫の引当が行われます。
受注時に、現在個数量はもとより引当数量、入庫予定数量、引当可能数量がリアルタイムで確認できます。これは単品だけでなくセット商品の受注を入力した場合でも、そのセット商品の構成品に分解して確認ができます。帳票では商品ごとに設定された警告水準を指定期間内に下回る商品を警告する「在庫警告リスト」と、在庫が一定期間変動が無かった場合に警告を発する「滞留在庫一覧」で欠品対策を強力に支援します。
在庫を持った場合その中には良品や不良品、廃棄予定商品などがあります。MIEUX'Sではそれらの商品をレベル管理することが可能です。例えば良品/B級品/C級品のようにレベル名称を自由に付けることができます。それぞれのレベル毎に在庫単価の掛け率を持っているため、より実態に近い在庫金額管理ができます。
あらゆる角度からの数値の分析を可能にしたクロス集計表群(売上集計表/売上推移表/売上順意表/仕入集計表/仕入推移表/仕入順意表/収支集計表/収支順意表)は縦軸と横軸に任意の項目を指定して出力する帳票で、縦軸4階層、横軸1階層、指定できる項目の数は最大47種類、その組み合わせの数は10万種類以上を誇ります。例えば担当者別の返品集計表、顧客の送付先別商品の期間推移表、顧客の送付先ごとの返品商品数量など、欲しい帳票が画面上で項目を指定するだけで出力できます。
一部の帳票を除いた殆どの帳票でCSVやEXCELでの出力が可能となっています。そのため出力後にレイアウト調整することも、データを任意の形で集計することもできます。さらにクロス表でのCSV出力はデータの加工をしやすくするために縦の合計行は出力しないので、合計行を取り除く作業は殆ど必要ありません。
帳票レイアウトの作成にはEXCELを使用しているので、プログラムに触れずにレイアウトの変更ができます。例えば請求書や納品書の項目配置の変更、カラーリング、フォントサイズの変更が思いのままなのでオリジナルレイアウトが簡単に作れます。
SOX法(企業改革法)のIT統制を考慮した承認機能、セキュリティー、トレーサビリティーに対応しています。
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